信長公の聴いた音楽会

​岐阜市 信長公入城450年記念
2018年1月6日 岐阜市サラマンカホール

 1582 年、織田信長公の御前で宣教師らによって音楽会が開かれた。

信長公岐阜入城450年を記念して、信長公の聴いた音楽会を再現します。

 

 演奏については開催されたという記録は残っていますが、曲目などについて詳細に書き留められたものはありません。そこで、宣教師達の出身地であるポルトガル、スペインや、カトリックの本拠地であるイタリアの1500 年代後半の音楽を考証し、演奏会を再現します。

 信長公の前で演奏した演奏家達は、いずれも宣教師であったことを考えると、その曲目の大半はカトリックの宗教曲が中心であると考えられます。また、当時流行だった「世俗曲」も演奏されたとも考えられる。

 

 こうした南蛮音楽の返礼に信長公自らが舞ったという想定で、桶狭間出陣の前にも舞ったと伝えられている『敦盛』を演奏します。

演奏曲目

仕舞『敦盛』
 仕舞:辰巳満次郎
能楽『敦盛』装束付舞囃子
​ 敦盛:辰巳満次郎
古楽演奏(世俗曲)

 「戦い」 “La Battaglia” /スザート作曲

 「王のパヴァーヌ」 “La Paduana del re” /作者不詳 

 「ああ、幸せな我が眼よ」 “O felice occhi miei”  /アルカデルト作曲 (D. オルティスによる変奏)

 「白い花」 “Il bianco fiore” /作者不詳(C. ネグリのダンス教本「グラツィエ・ダモーレ」(1602)より)

 「ある日夢見て」 "Dormendo un giorno” /J. アルカデルト作曲 (平尾雅子による変奏)

 「パッサメッゾ・モデルノ」 “Passamezzo modern” / D. オルティス(c.1510-c.1570)による変奏

 「アルタによる3声曲」 “Tres sobre el canto de la alta” /A. カベソン作曲(1510-1566)

 「バヴァーナ・イタリアーナによるディフェレンシャス」 “Differencias sobre la Pavana Italiana” 

                           /A.カベソン作曲(1510-1566)

 「千々の悲しみ」 “Mille regretz” /ジョスカン・デ・プレ作曲(1440?-1521)

 「幸運なアジア」 (三部作) “Asia felice” (3 Parti ) / A. ガブリエリ作曲(1533-1585)

古楽演奏(宗教曲)

 「栄えある聖母よ」 “O gloriosa Domina”  

            1.グレゴリオ聖歌、2.ガブリエリ作曲

 「アヴェ・マリア」 "Ave Maria gratia plena"

             1.グレゴリオ聖歌、2.ヴィクトリア作曲

 「かくも尊き秘跡」 “Tamtum ergo”

            1.グレゴリオ聖歌、2.サカラメンタ提要より 3.ヴィクトリア作曲

 「創造主たる精霊よ」 “Veni Creator Spiritum” ヴィクトリア作曲

 「聖体秘儀の連祷」 “Litaniae Sacrosanctae Eucharistiae”  パレストリーナ作曲

 「私が与える水は」 “Aquam quam ego dabo” カルドス作曲(1566-1650)

 「群衆はみな」 “Turbae quae praecedebant”

  ミサ「千々の悲しみ」よりキリエ “Kyrie” from Missa “Mille regretz” 

                       ジョスカン・デ・プレ作曲(1440?-1521)

@「信長公の聴いた音楽会」パンフレットより抜粋

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